海外駐在の注意点【褒められたいアメリカ人に評価を伝えるためのマインド5つ】

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以前、私はアメリカに駐在していました。

アメリカ人と共に働いて感じたことは、アメリカ人は、日本人と比べて褒められたがりだと言うことです。

とにかく、自分の成果や仕事ぶりに良い評価をもらいたい気持ちが強く、それが頻繁に顔や言葉にも現れます。

“Is it good? How do you think?” (良いだろう?どう思う?)

ちょっとした資料であっても、ポジティブなコメントをもらうと、満面の笑みを浮かべて喜んでくれます。

“Good? You think so? Thank you!”  (良いだろ?そう思うか?サンキュー!)

この傾向は、新人のビジネスマンからシニアの重鎮、お土産屋のおばちゃんたちまで、アメリカ人みんなにあてはまります。

実際に仕事の内容が良ければ、それをそのまま伝えれば良いのですが、内容が悪かった場合には、どう答えるべきか悩んでしまいますよね。

この場合、どのように話をしていけば良いのでしょうか。

アメリカ人はマイナス評価に慣れていない

Positive and negative

アメリカ人の仕事を評価する場合に、気を付けなければならないことは、彼らは、マイナスな評価に慣れていないということです。

日本人は、成果物への意見や修正の指示について、わりとはっきり言う文化があります。

そのため、日本人の上司としても、いちいち部下の仕事を丁寧に褒めたりしません。たしかに、そんな日本人上司がいたら、少し気持ち悪い気がしますよね。

しかし、アメリカでは、褒めてなんぼという文化が存在しており、むしろ人の仕事にケチをつけることに抵抗を感じる人が多いようです。

そのため、アメリカでは、部下の仕事をまず褒めます。

“Thank you for your excellent job!”

“Your presentation was really nice!”

とか言って、開口一番まず褒めるんです。

現地で知り合ったワーキングマザーから聞いた話ですが、これは、子供の育て方や学校での指導方法でも共通しているようです。

アメリカ人は、褒めることが大切という、非常に前向きな考え方を持っているんですね。

何をするにも前向きに行こうというエネルギーに満ち溢れているわけです。

Positive US people

わりとネガティブな、諦め気味の人もそれなりにいる、日本人の感覚からすると、キラキラと輝いて見えますね。

ですが、アメリカ人はけなされて育ってきていない分、マイナスの評価を受けると、大変傷ついてしまいます。

日本人が、アメリカ人に何かをフィードバックする場合には、この点を十分意識して、言葉に気を付ける必要があります。

5つのマインドセット

では、具体的な指導の仕方としては、どのようなやり方が正しいのでしょうか。

具体的な方法は人それぞれだと思いますが、私がアメリカ人の同僚と仕事をするときには、以下の5つを心掛けていました。

①とりあえず、日常的に褒めておく

いざ、指導が必要な場合に備えて、ある程度厳しい話もし合える人間関係を構築しておく必要があります。そのため、問題がない場合には、良い評価をわかりやすく伝えておくことが肝要です。

“Good job!”

“Nice work!”

“Thank you for your always kind support”

②どれだけ質が悪くても、まずは褒める。

個別の仕事ぶりや成果物について、内容や質が足りていないと思っても、まず褒める。めちゃくちゃ褒める。これが大切です。具体的に修正を指示する前の大切な儀式です。

“I appreciate your wonderful job”

“Your report was excellent!”

“The presentation you did yesterday, so nice, really helpful…”

③“Bad” や “Terrible”は厳禁

足りていないところを指摘する際にも、「これじゃあ、ダメ」という言い方はしない。

こうすればもっと良くなるというニュアンスで、あくまでポジティブな方向で話をする。

“It may be better if there is more information about the schedule…”

“Could you add some examples in chapter 2? I think it will be more understandable… How do you think?”

④足りていないところがいくつもあると感じる場合、全部直すことは諦める。

人間誰しもそうですが、指摘が多ければ多いほど、フラストレーションも溜まります。

特に、アメリカ人はなるべく無理をせずに、快適な環境を求める思考が強いため、フラストレーションが貯まると、職場自体に見切りをつけて辞めてしまうのも早いです。

うまく折り合いを付けられるよう、譲れるところは譲りましょう。

⑤上記①から④を気を付けていても、足りないと思う場合には、なぜそう思うのかについて、自問自答するように意識する。

本当に足りていないのか、足りていないと考えてしまう日本人の思考にも問題があるのではないかと、常に疑うことが大切です。日本人としてのステレオタイプが本質を見えにくくしていることも良くあります。

アメリカ人との仕事を通じて気づかされる本当に大切なこと

Good luck

アメリカ人と仕事をして気づかされるのは、彼らのストレートなマインドです。

アメリカ人は、日本人のように、極端なしがらみや、ためらいに邪魔されることなく、ストレートに意見を主張し、仕事を進めて行きます。

たまに、仕事の量や質について、極端と感じる場合もありますが、そう捉えてしまう日本人のマインドを捨てて、合理性や効率性のみから評価をすることが大切です。

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この記事を書いた人

元アメリカ駐在員の純ジャパビジネスパーソン。日系メーカーに勤務。グローバル志向。次はヨーロッパへの駐在を目論んでいる。TOEICは990点(IP)。
三年間でTOEICを400点台から900点台まで上げた経験や、海外での仕事を通じて学んだ外国人とのコミュニケーションスキルやマインド等をブログや記事執筆の形で発信している。
翻訳やライティング、コンサル業務も展開している。

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