I am understanding that は変?『私の理解では』英語表現

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日本での会議の中で、よくある言葉に、

『私としては、そのように理解しています』というのがあります。

ニュアンスとしては、そのはずだけど、確認まではしていない、だからはっきり『その通りです』とは言えない。

そういうニュアンスだと思います。

聞く相手がこの返答で納得してくれれば、詳細を調べる責任も負いません。

大変便利な言葉だと思います。

では、このニュアンスを英語で表すとどうなうのでしょうか。

『私の理解では』の微妙なニュアンス

push on email

先日アメリカの同僚にメールを書いていて気づいたことがありました。

きっかけとしては上司が指摘してくれたからなのですが、最終的には、私が使っていた表現は微妙だという結論になりました。

書いていたメールの中で、

私は、『私たちの理解は以下の通りです・・・』という内容を、

“We are understanding that…”

という形で記載しました。

アメリカで働いていた頃、いつからか、この表現をするようになっていました。

現地でも伝わっていたし、特に問題はないと考えていたんですね。

しかし、よくよくネット検索してみると、中々出てこない表現。

正式なものではないということがわかりました。

また、そこまで英語に詳しくない上司からは、『なんで、understandingなの?understandじゃダメなの?』と質問され、これにもあまり明確に応えられませんでした。

一応、詳細まで完全に理解できていないテーマのため、今後理解が変わるかもしれない、そうなると現時点の一時的な理解という意味で、ing形の方がしっくりくるという、

まあ、正しいのかどうか、よくわからない返答をここでもしてしまいました。

『私の理解では』適切な英語表現は?

Weblioをはじめ、辞書を駆使して色々検索してみました。

中々ピンポイントの表現が見当たりませんが、例文がいくつかありました。

その中で、個人的には、以下の表現が一番適切だと思います。

“It is my understanding that…”

これが一番誤解無く、あくまで自分限りの理解であることを明確にできる表現だと思います。

そもそも外国人に『私の理解では』という言葉は必要か?

business meeting

特に欧米人は、日本人に比べると、自分の発言内容一つ一つについて、責任を持ちません。

考えながら話すという文化が定着しているからです。

思ったことをすぐに口に出すため、一つ一つの発言に責任なんて持つ意識がないんですよね。

だから、『あの時こう言ったじゃねーか』といった発想にもなかなかならないんだと思います。

もちろん、責任を持って意見をすることもあります。しかし、その場合は、内容に責任を持って発言することを明確にします。

逆に、世界的に見れば、日本人が発言に責任を持とうとし過ぎている部分があります。

もちろん、日本人の中でも、思ったことをすぐに口に出す人もいますが、多くの方は、一呼吸置いてから、責任の持てる範囲で意見を言われる方が多いのではないでしょうか。

そのため、聞き手も話し手が十分に考えてから発言をしていると無意識に期待しているのです。

だから、時として『お前、あの時こう言ったじゃねーか』といった議論にも発展しやすいんですよね。

良く言えばとても丁寧。

しかし、悪く言えば、慎重過ぎます。

国際会議とかで日本人は発言の数が少ないという話にもなりがちです。

そう考えると、『私の理解では』というのも、日本ならではの言葉であり、海外の方を相手にするときにまで、持ち出さなくても良い表現なのかも知れません。

日本人だからこそ、真面目な国民だからこそ、誤解を招かないように「自分限りの理解」であることを強調するんですよね。

そうでない文化の下では、普通の話し合いの際であれば、“I think”から自分の意見を言えば十分なんだと思います。

後になって、その発言内容が間違っていたとわかっても、責任を取らせるなんて発想はないんだと思います。

そう考えると、『私の理解では、、、』の英訳を調べること自体、何を気にしているんだかとも思ってしまいます。

でも、日本企業では、自分が気にしなくても、上司が気にしたりするんですよね。

真面目な日本人の英語に関する小話でした。

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この記事を書いた人

元アメリカ駐在員の純ジャパビジネスパーソン。日系メーカーに勤務。グローバル志向。次はヨーロッパへの駐在を目論んでいる。TOEICは990点(IP)。
三年間でTOEICを400点台から900点台まで上げた経験や、海外での仕事を通じて学んだ外国人とのコミュニケーションスキルやマインド等をブログや記事執筆の形で発信している。
翻訳やライティング、コンサル業務も展開している。

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